長寧区に多国籍企業の地域本部が2社新設

3月21日、第40回多国籍企業地域本部と研究開発センター認定証授与式が開催された。授証式において、上海市長の龔正が企業に多国籍企業の地域本部証明書を授与し、副市長の華源が挨拶した。長寧区の2社の外資系企業が新たな多国籍企業地域本部として認定され、区委副書記、区長の劉平が認定証授与式に出席した。

近年、長寧区は多国籍企業の地域本部エコシステムを深耕し、「本部増強行動」を継続的に推進し、「一企業一増強」プロジェクト管理と専門チームサービスメカニズムを実施し、国別資源を深く掘り起こし、優良外資企業の成長ポテンシャルを解放している。現在、当区の多国籍企業地域本部、研究開発センターなどの施設は累計150ヶ所に達している。

ラガルデール・トラベル・リテイル(上海)有限公司は2008年8月に設立された。同社は主に空港やその他の観光施設における小売り事業を営んでいる。ラガルデールはフランスの有名なメディア及びハイテク上場企業であるラガルデールグループ(LagardèreSCA)に属し、業務は旅行小売りの三大業態を全面的にカバーしているーー高級ブランド小売り(国際的な一流ブランド品、ファッション衣類、香水化粧品、タバコ・酒類、高級食品など)、伝統的な旅行小売り(書籍、雑誌、旅行用品など)と飲食サービス。

ラガルデール・トラベル・リテイルは、世界39の国と地域、約270の空港と750の鉄道駅で4800以上の店舗を運営している。2024年、空港事業の全面的な回復により、ラガルデールは中国で22億元以上の収益を上げた。

シグマ貿易(上海)有限公司は2013年2月に設立された。同社は主に一眼レフ/ミラーレスカメラ、コンパクトデジタルカメラ、交換レンズ、各種専用アクセサリーなどの光学機器の製造と販売を手掛けている。

シグマ貿易は日本の株式会社シグマ(Sigma)が全額出資して設立され、本社は日本の神奈川県川崎市に位置し、敷地面積は約76,000平方メートル以上である。販売ネットワークは世界80以上の国と地域をカバーし、正社員1800人以上を擁し、グループの2023-2024年度の売上高は25.8億人民元を超えている。現在、同社の業績は堅調に保たれており、市場規模が着実に拡大している状況下で、将来的にも良好な運営が持続すると予想される。