国際学生が愚園路を探訪、没入型体験で海派文化の魅力に触れる
24/06/2025
このほど、「上海の路地を歩き、海派文化を体験する」をテーマに、愚園雅集文創センターと上海戯劇学院が共同でシティウォーク及び文化交流イベントを開催した。上海戯劇学院サマープログラムに参加する留学生たちが長寧区の特色あるランドマークを巡り、没入型体験を通じて同地区の歴史的蓄積とモダンな魅力を体感した。
今回の文化探訪活動では、留学生たちは愚園雅集の専門講師の案内のもと、中山公園、西園ビル、『ブルセビク』編集部旧跡、桃源坊、長寧区少年宮、愚園雅集文創スペースなど、長寧区を代表するスポットを順に訪れた。建築の由緒には不慣れな面もあったが、新古典主義やバロック様式の建物を間近で観察し、その背後に秘められた感動的な物語に耳を傾けることで、歴史的建築物への理解を深めた。活動中、愚園路沿いのクリエイティブショップも学生たちの関心を集め、店主とデザインコンセプトについて語り合ったり、海派文化をテーマにした文創商品を購入したりしながら、歴史的街区が放つ現代的な活力を体験した。
学生たちが愚園路の深い歴史と文化的背景をより深く理解できるよう、愚園雅集文創センターは文化交流イベントを入念に企画した。イベントでは、愚園路の赤い歴史を伝える若手ガイドの楊敏氏が亨昌里、ルイ・アイリ旧居、岐山村、厳家花園、洛公館などの歴史的建築物の特徴と、それらに関わる有名人のエピソードを詳しく紹介した。参加者たちは積極的に質問し、活発な交流を通じて愚園路の歴史的文脈を体系的に学んだ。インドからの留学生ガヤトリさんは「何年も中国語を学んでおり、中国文化が大好きなので今回の上海研修を選びました。この活動を通じて中国近現代の歴史的人物や建築に強い興味を持ち、さらに中国文化を探求したいという意欲が湧きました」と語った。
上海戯劇学院2025「新時代国際サマースクール」プログラムが近く開講し、世界22カ国から集まった48人の芸術系学生が20日間にわたる中国伝統文化と現代アートの探求の旅をスタートさせた。同プログラムは、中国文化の学習やニューメディアデザインへの参加、上海の街角での文化調査などを通じ、「教室+実践」「伝統+現代」の立体的な構成で中華文化の国際的発信を推進し、グローバルな芸術教育協力に新たな活力を注いでいる。
今回の文化体験イベントにより、世界各国から集まった若き学生たちは上海の百年にわたる歴史の街並みに触れ、伝統と現代が融合する独特の雰囲気を感じ取った。主催者である愚園雅集文創センターの李楽祺代表は「愚園路は上海の百年の歴史を担い、一軒一軒に都市の記憶が刻まれています。江蘇路街道が文化交流の場を提供してくださったことに感謝し、国内外の観光客に上海の物語を伝え、海派文化を新たな時代に輝かせていきたい」と述べた