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2025国際低空経済博覧会が開幕!長寧区、低空経済産業高地の構築に全力

28/07/2025

 2025国際低空経済博覧会は7月23日から26日まで、国家会展中心(上海)にて開催されます。上海の低空経済産業発展の中核エリアであり、虹橋国際開放中枢における唯一の中心城区でもある長寧区は、博覧会の開催に全面的に支援し、深く関与しています。さらに、8社の優れた企業と共同でテーマ展示エリアを構築し、低空経済の飛躍的発展と応用シーンの探求をアピールしています。

 2025国際低空経済博覧会開幕式には、上海市人民政府副秘書長張英、中国国際商会秘書長孫暁、中国工程院院士陳軍,上海市経済情報化工作党委書記程鵬、上海市通信管理局局長王天広、長寧区委書記張偉、金山区委書記劉健、区長袁罡、華東民航局副局長西紹波、上海空港グループ党委書記、董事長馮昕などの指導者が出席しました。

 2025国際低空経済博覧会は、国家会展中心(上海)、東浩蘭生グループと上海市国際展覧グループとの共同主催で行われ、国内で低空経済のフル産業チェーンに焦点を当てた国際専門博覧会です。展覧会やハイエンドフォーラム、コンテスト、応用展示、カーニバルイベントなど多彩な特徴を兼ね備えた業界の盛会を、世界中の低空経済分野の専門業者や大衆に届けます。

 本博覧会の盛大な開幕は、上海ひいては中国が低空経済業界への進出、新たな生産力の育成と現代化産業システムの構築に向けて踏み出した確かな一歩の象徴です。本博覧会は、展示面積が6万平方メートルを超え、国内外から300社以上が出展。世界初登場の商品が19点、国内初登場の商品が25点と予想されています。

 近年、長寧区は航空産業の強みと優れた都市ガバナンスを背景に、全市60%の基地航空会社、800社以上の航空会社および20社以上の航空機機能機関が集積。耐空性審査から空域管理、飛行サービスに至るフル産業チェーンの生態系が形成されています。また、「低空経済本部集積エリア」と位置付け、低空経済産業の高品質発展活動チームを立ち上げることで、虹橋国際低空経済産業園をハイスタンダードで建設し、上海低空経済産業発展有限公司などリーディング企業の誘致に成功し、継続的に航空産業を高高度から低高度へと拡大するように推進し、イノベーションにより低空本部の集積を牽引しています。現在、長寧区は、東の江蘇路から西の凱旋路まで、南の延安西路から北の蘇州河まで、面積約2.5万平方キロメートルのエリアを低空試験区としています。

 国家会展中心(上海)4.1号館C31ブースにおいて、長寧ブースは「航空を基盤に、低空経済が急成長」をテーマとし、長寧の企業が多数登場し、数多くの特徴的な展示品をもって来場者の注目を集めています。

 冠一通飛は、中国のハイテク民営企業で、汎用航空機の中核的研究開発技術を有しており、単発4人乗り固定翼航空機GA20の実物大モデルを出展しています。GA20型機は、国内で初めて民間企業が自主開発して知的財産権を取得したもので、中国民用航空規則(CCAR-23)に準拠したノーマルカテゴリー汎用航空機プロジェクトです。主に高度3,000メートル以下で飛行し、操縦性が優れ、同クラスの従来機と比べて燃費も向上しているため、航空会社のプロパイロット訓練、低空文化観光、短距離旅客運輸やプライベート飛行などに適しています。

 「2015年から開発・製造を開始し、2024年に中国民航局より型式証明を取得するまでは、10年かかりました。本プロジェクトは弊社初の自社開発による完成機プロジェクトでもあります」と述べました。同社の責任者によると、研究開発チームが16年にわたる航空機開発技術の蓄積があり、国産大型旅客機「C919」や地域ジェット機「ARJ21」などの開発・製造経験もあるそうです。「2018年の初飛行成功以来、およそ300機の意向表明書をいただいており、今後は様々な市場ニーズに応えるべく、本機種のシリーズ化研究開発を進める予定です」と語りました。

 吉客地空は、低空経済の発展、特にインフラと交通指揮管理システム向け技術サービスに取り組み、既にソフトウェア、ハードウェアとアルゴリズムの「三位一体」を実現できました。同社は「独立の包括的な低空経済応用シーン向けシステマティックソリューション」を提供している全国初、かつ唯一の技術サプライヤーです。

 展覧会では、長寧低空試験区に合わせ、応用シーンに応じて低高度空域の層別計画のデモを実施。「弊社は主に、都市末端のドローン物流配送シーン専用航路の計画・整備サービス、さらに専用ドローンの完全自律飛行を支援する機載モジュールや航路統括計画・調整・運航管理プラットフォームを提供しています。『暮らしを豊かにするためには、まず道を作らなければならない』と言われているように、私たちの仕事は低空経済分野の『道づくり』です」と同社の責任者が語りました。

 氫源智能は、AIドローンや固体水素の駆動システムの研究開発・製造に手がけるイノベーション企業です。北京理工大学の技術力と専門性を活かし、AIインテリジェント特殊作業用ドローンや長時間飛行可能な水素・電気ハイブリッドドローンなど、多様な製品を開発・製造できています。

 同社の責任者は動画を通じて、同社が「具翼知能」と「MOF固体水素」技術の優位性に立脚すると紹介し、「私たちのドローンは『空中ロボット』のように、電力、鉄道、緊急対応、軍事工業など多分野に適用可能なインテリジェント設備およびソリューションを提供することができます。無人化設備のインテリジェント作業や長航続能力といった切迫したニーズを満たせるよう、新品開発に努めています」と話しました。

 2025国際低空経済博覧会は、長寧区が低空経済のイノベーション成果を世界に披露する重要な舞台となっています。航天時代は、国内屈指の低空産業向け総合ソリューションと、国際最先端のワンストッププラットフォーム運営サービスを展示しています。夢氫能源は、自社開発の高性能水素燃料電池を搭載した清掃用ドローンを出展し、動力電力分野における水素燃料電池の幅広い応用を継続的に拡大しています。飛聯網(エアリンクネット)は、航空ブロードバンドインターネット接続および付加価値サービスに注力し、その応用サービスが業界の注目を集めています。中国航空協会は、華東地区および全国の民用航空企業や機関を対象に、質の高い業界研修、技能認定、人材開発サービスを提供しています。また、同協会が提案した青少年ドローンサッカーは、科学技術と楽しさを両立させ、子どもたちの興味を惹きつけています。同じ出展ブースにおいて、上海低空経済産業発展有限公司は、水素駆動ドローンや空天地一体型通信ナビゲーションシステム、低空大脳、三次元地図、ドローン対策、スマート運転といった先端技術を披露しています。