長寧区が嬴徹科技と契約を締結した
01/08/2025
このたび、2025年世界人工知能大会および人工知能グローバルガバナンス・ハイレベル会議の閉幕式において、上海市における複数の重要な人工知能プロジェクトの契約が締結されました。その一環として、長寧区は嬴徹星創智能科技(上海)有限会社との間で、正式な協力契約を締結いたしました。
長寧区副区長の趙永尊氏が本イベントに出席し、長寧区を代表して、嬴徹科技副社長の王立鵬氏と、「自動運転スマート大型トラックの研究開発および量産」プロジェクトに関する正式な契約を締結しました。
関係者によると、嬴徹科技は幹線物流分野に特化して事業を展開しており、独自にL2からL4レベルまでのフルスタック自動運転技術を開発しています。同社は、業界で初めてトラック自動運転の量産化を実現した技術企業であり、正方向の開発および機能安全に関する開発原則を厳格に遵守しています。また、全冗長構成のバイワイヤ・シャシー、L3/L4対応の車載規格ハードウェア一式、L3レベルに対応したヒューマンマシンインターフェースシステム、サイバーセキュリティ設計、試験および検証体系の5つの分野において、業界初となる技術革新を実現しています。
安全性、省力化、省人化、省燃費といった技術的優位性を強みに、嬴徹科技は「2023年WAIC SAIL賞 Top30」や、中国科学技術協会の「2023年科学創造中国の先導技術リスト」に選出されました。更に、「2024年上海市製造業単独項目チャンピオン企業」、「2024年 上海市ハイテク成果転化プロジェクト」にも認定されています。加えて、同社は「2023年 国連持続可能な開発最優秀潜在力賞」、「2023年中国工業情報化部主催、BRICS産業イノベーション大会一等賞」、「中国科学技術部および中国物流・調達連合会 科学技術進歩賞一等賞」、「2022年国家インターネット情報弁公室主催・世界インターネット大会グローバルインターネットコンテスト特等賞」など、業界のトップレベルの賞を多数受賞しています。現在、同社は「世界ユニコーン企業500強」、「胡潤中国人工知能企業50強」、国家級「専精特新(専門性・精密性・特異性・革新性)巨人企業」、国家級ハイテク企業、そしてグローバル産業における“隠れたチャンピオン企業”としても高く評価されています。
グローバルに影響力のある科学技術イノベーション拠点の構築を加速するという上海市の大きな方針のもと、長寧区は開かれたビジネス環境と的確な産業政策により、ハイテク企業の成長を力強く後押ししています。嬴徹科技は、研究開発の実装、政策支援、技術認証などの各分野において、長寧区から包括的かつ多面的な支援を受けています。
関係者によると、嬴徹科技による「1本社・2拠点」体制の構築を着実に推進するため、長寧区はこれまでに幾度も企業を訪問し、現場の声やニーズを直接把握してきました。更に、企業の課題解決に向けて専門会議を開催し、実務的な問題への対応を迅速に進めています。企業の発展特性に応じた「政策支援パッケージ」を個別に設計することで、企業の安定的な経営、技術開発における課題解決、人材育成の持続的な推進を強力に支援しています。嬴徹科技を担当する江蘇路街道は、「必要なときには確実に応え、普段は干渉しない」という方針のもと、コンシェルジュ型の全方位サービスを提供しています。
現在、嬴徹科技の自動運転システムを搭載したスマート大型トラックは、商業運行が累計約3億kmを超える規模に達しており、今回、長寧区におけるプロジェクト実施により、同社の技術的優位性および産業への影響力が更に確固たるものになると期待されます。「嬴徹科技は長寧区を拠点とし、世界規模の幹線物流自動運転技術の研究開発と応用を加速いたします。今後はグローバルな事業展開を積極的に推進し、新世代の完全無人自動運転製品の開発に取り組み、世界レベルのスマート貨物輸送ネットワークのモデルを構築してまいります。」と嬴徹科技副社長の王立鵬氏は述べました。