このカラフルな壁画には、見慣れたランドマークが描かれている
29/08/2025
最近、虹橋街道の社会工作弁公室と虹東住民委員会の呼びかけのもと、地域の「小さなデザイナー」たちが虹東コミュニティの公共の路地に集まり、虹橋街道、長寧区、さらには上海市全体のランドマーク建築を盛り込んだ風景画「七彩虹橋」を共に描いた。ゆっくりと広がるこの絵巻は、虹東コミュニティの鮮やかな風景の一部となっただけでなく、コミュニティの子どもに優しい空間づくりの幕開けともなった。
虹橋街道は「四百」大訪問調査の中で、虹東コミュニティが「全国高齢者に優しいモデルコミュニティ」として多くの高齢者向け施設を備えている一方で、子どもに優しい空間が不足していることに気づいた。このため、街道の社会福祉事務所は住民区と積極的に連携し、「自治全民星」プロジェクトを基盤として、壁画を描く機会をきっかけに、子どもたちによる話し合いと共創の活動を展開した。「小さな手を大きな手を引く」取り組みを通じて、住民のコミュニティへの参加意欲を高め、子どもや青少年がコミュニティの「小さな主人公」として成長することを後押しし、子どもたちの心に映る虹東の姿を描き出した。
長さ30メートルに及ぶこのカラフルな壁画には、虹東コミュニティのそびえ立つ住宅ビル、虹橋街道に力強く根を張るフランススズカケノキ、長寧区の優雅な少年宮、そして世界的に知られる上海の「三大ランドマーク」——上海環球金融センター、上海ジンマオタワー、上海タワーが描かれていた。これらの馴染み深いランドマークが、一筋のカラフルな虹でつながれていた。都市の建設に加え、モクレンの花や「四大金剛」と呼ばれる朝食など、上海ならではの要素も壁面に描かれていた。
この「七彩虹橋」は、コミュニティの環境を美化するだけでなく、コミュニティの若者たちの力を結集する重要なきっかけにもなっていた。
壁画の制作に先立ち、虹東住民区ではコミュニティガバナンスの一環として「子ども支援」活動を開催し、地域の青少年を招いて共創に参加させた。一方で、「私の心の中の理想の家」をテーマに、生態・文化・科学技術などの要素を盛り込んだ絵画作品を青少年から募集した。もう一方では、「ちびっこ会議」を開き、地域の子どもたちが壁画の内容について話し合い、子ども自治のための規約を策定し、ボランティアマニュアルを配布して、共に美しいまちを守る取り組みを行った。
「子どもたちの創作は実に自由奔放で、例えば家に結びつけられたカラフルな風船や、SFのように何でもできるロボットなどがある。私たちはその優れた作品をアートとして抽出し、場面として展開させ、地域の文化的シンボルと融合させた」と「七彩虹橋」のデザイナーが記者に語った。
壁画制作の日には、青少年と子どもが下絵の上で思い思いに筆を走らせ、壁面に個性豊かな色彩を加えていた。「仲間たちと一緒にコミュニティの建設に参加できて、団地がもっと美しくなるのはとても意義深い」、「コミュニティの建設において、私たち住民が自分たちの家を作ることは、本当に楽しいことだ」と、地域の若者たちは興奮気味に記者に語った。
今回の「童心童夢」活動の開催は、虹橋街道における党建設が基層ガバナンスを牽引する生きた縮図である。今後も街道は「自治全民星」プロジェクトのブランド効果を継続的に活用し、住民に親しまれるコミュニティの場をさらに創出していく。また、より多くの住民が地域の共建・共治・共有に関心を持ち、積極的に参加することを期待している」と、街道の社会福祉事務所は述べた。