長寧区政府と中国太保グループが戦略的提携協定を締結

8月12日、長寧区政府と中国太平洋保険（グループ）股份有限公司（以下「中国太保」）との戦略的提携協定の調印式が長寧区で行われました。長寧区党委書記の張偉、党委副書記で区長の劉平、中国太保グループ党委書記・董事長の傅帆が出席しました。

式典では、張偉、劉平、傅帆の立ち会いのもと、長寧区副区長の趙永尊と中国太保グループ副総裁の兪斌が双方を代表して協定書に署名しました。

今回の協定により、中国太平洋保険グループはリスク保障、資金調達支援、社会運営などの専門的優位性を最大限に活かし、金融を通じた実体経済支援、革新的生産力の育成、都市ガバナンスの高度化などの分野における長寧区との協力をさらに深化させます。長寧区政府は引き続き優れたビジネス環境を整備し、中国太平洋保険グループの長寧での事業展開に対して効率的なサービスと政策支援を提供し、政企協力の新たな模範を共に築いていきます。

張偉と劉平は区委および区政府を代表して、中国太平洋保険グループに感謝の意を表しました。張偉は、「長寧区は第十四次五か年計画（『十四五』）前半の4年間で、1千億元を超える増加量を達成し、年平均成長率は7.8％に達しました。今年上半期も高基数のもとで前年同期比5％の成長を記録し、そのうち金融業は8.5％の伸びを示しています。長寧区は地域の実情に即して革新的生産力の育成を進め、金融の力を活かして地域の安定的成長を支える役割を果たしています」と述べました。

さらに張偉は、双方が連携して科技イノベーションを深化させ、政企協力の新たなモデルを築くことへの期待を表明しました。特に「上海シリコンレーン」科創街区や「虹橋の源」オンライン新経済エコパークといった地域内の革新企業のニーズに応え、未来産業の育成を支える科技保険の機能を強化し、企業の全過程にわたるイノベーションとイノベーション・チェーンの加速を後押しする構えです。また、経済構造転換の推進と金融エコシステムの新たな成長動力の創出に向け、双方が協力していく考えを示しました。デジタル長寧の蓄積された優位性と、中国太保が持つ全ライセンスを網羅する総合保険会社としての強みを生かし、経済構造転換の要請に応じて専門的なリスク保障を提供し、長寧が新たな戦略的高地を獲得することを支援し、さらに革新的なリスク商品により企業のグローバル産業分業への深い参画を後押しします。長寧は一流のビジネス環境づくりに不断に取り組み、中国太保の長寧での発展に対して効率的なサービスと政策支援を継続的に提供していきます。両者は共に「人民のための都市」を築き、より良い生活の新たなビジョンを描き、保険サービスと都市ガバナンス・民生改善の深い融合と相互促進を図り、協力の成果を企業と市民がより強く実感できる獲得感・幸福感・安心感へと転化させていきます。

近年、長寧区は積極的に上海国際金融センター建設に参画し、金融サービス産業を地域の高品質発展を実現する重要な推進力と位置づけてきました。その結果、地域金融業の付加価値成長率は市内トップクラスとなっています。特に昨年、上海市が「上場企業のM&A・リストラクチャリング支援行動計画」を発表して以来、虹橋M&A集積区の長寧コア機能区は、企業本社のM&A、海外M&A、金融サービス産業の専門支援を重点に、長三角地域全体へと波及効果を発揮し、金融発展の新たなエンジンを形成。金融イノベーションと産業高度化に新たな活力を注いでいます。

この日の会合では、双方の参加者による意見交換も行われました。