黄金城道はアート街区へと姿を変え、多国籍な住民がロマンチックなひとときを共に

 暖かな日差しが黄金城道のイチョウの葉に金色の縁取りを与えた週末、第6回イチョウアートライフフェスティバルが素晴らしい瞬間を迎えた。「共創」「共融」「共生」をテーマとする三つのイベントが同時に展開され、この国際的な街区は流れるようなアートギャラリーへと変え、多国籍な住民は舞い散る金色の葉の中で、アートと生活が融合する魅力を存分に感じた。

 

 午後の暖かな日差しの中、黄金城道の歩行者天国は開かれたアートスタジオへと姿を変えた。各国から集まったブラスバンドがイチョウの木の下で軽快な音楽を奏で、『甜蜜蜜』『夜上海』など、耳慣れたメロディーがイチョウの香りをまとって広がっていった。観光客はリズムに合わせて手を軽く叩き、子どもたちは音符に合わせて遊ぶ。黄金色の葉は音楽の中で回転しながら舞い落ちる。

 

 「音楽を聴くと踊りたくなるわ！」68歳の張さんは友達の手を引いて円を描きながら回り、スカートとイチョウの葉が一緒にひらひらと舞い上がる。「これこそが国際コミュニティのあるべき姿よね。賑やかで心が温まるわ！」

 

 程十発美術館では、プロの画家による指導の下、10組以上の国内外の住民が筆を執り、街区を散策中に目にした輝かしいイチョウの美しい景色を水墨画に描き出し、自然から芸術への昇華の旅を完成させた。。

 

 シンガポールから来たある家族は力を合わせて作品を創作している。親は娘の手を握って木の枝を描き、黄金色のイチョウの葉が画用紙に落ちると、娘は嬉しそうに叫んだ。「ママ、葉っぱもモデルになりたいんだって！」30分後、子供らしさがあふれる水墨銀杏が完成した。「家のすぐそばで中国の水墨画を習えるなんて」と、シンガポールからの住民は流暢な中国語で笑顔で語った。また、イチョウをテーマにしたフラワーアレンジメントのワークショップも、多くの親子連れを魅了した。「芸術祭は芸術を殿堂から解放し、水墨がイチョウを彩り、音楽が心を繋ぎ、フラワーアレンジメントが日常を照らすとき、黄金城道は温もりを伝える『都市の応接間』となるのです」と虹橋街道の関係者は語る。黄金城道イチョウ芸術祭は、芸術を決して遠い存在ではなく、感じられ、触れられ、参加できる日常へと変え、「杏会う時間、美しい街並み、温かい愛情」というイベントテーマを表現している。