新涇鎮淞虹マンションの11000平方メートルの道路には、七色の誘導線が計画されただけでなく、地磁気駐車センサーも取り付けられた。やがてスマートディスプレイと連動し、ごく普通の帰り道を美しく安全で「スマート」にすることができるようになる！

福泉路の正門から淞虹マンション団地に足を踏み入れると、最も目を奪われたのは足元にカラフルなラインが走るメインストリートだった。赤橙黄緑青藍紫の7色の異なるラインが正門の入り口からずっと前のT字型の交差点まで伸び、中国結びのような「七色の木」を結成し、そこから「枝を開いて葉を散らし」団地の隅々まで伸びていく……

人間本位のビジュアルシステムで帰り道をもっと便利に

なぜ路面にカラフルなラインを描くだろうか。緑八住宅地の党総支部の劉観錫書記によると、これは団地の道路空間を整理した後に計画された路面誘導線で、もっと科学的、人間本位なビジュアルシステムを通じ、住民の帰宅動線をより直感的、より安全にすることを目指している。これらの誘導線は、上海の各地下鉄線の色から設計インスピレーションを得ており、東門の始発点が地下鉄の駅をシミュレーションし、7本の「地下鉄」が集まって出発を待っているという。劉観錫書記の話では、赤橙黄緑青藍紫自体は元々緑八の「家園同心樹」ブランドが所有する七色集合号のシンボルカラーでもあり、団地の道路に使用されて「七色家園の幸せ通り」を意味する。七色は団地の各幹線道路から延びており、また異なる区域の案内役を果たし、親戚や友人が訪れると玄関からある色に沿って直接廊下の入り口に辿り着くことができ、家園の識別度が非常に高い。

記者はわざわざ団地の幹線道路にある緑の誘導線に沿って体験してみた。この緑の誘導線は、東門の入り口から西門の出口まで伸びており、数棟の住宅ビルを通り抜けるだけでなく、団地のいくつかの特色ある観光地も通過する。緑の誘導線も「移動につれて景色が変わる」ことができ、住宅ビルに着いたところには35/37XXXのようなビル番号が標識され、曲がった処には交通信号や横断歩道の設計になり、車両の徐行を提示する；団地内の各「観光地」に着いたら案内があり、最後に橙黄緑の3本のラインが西門で交差し、地下鉄ターミナルの丸いアイコンが形成された。これにより、初めて淞虹マンションを訪れる訪問者でも、このような明瞭なビジュアルシステムに沿い、目的地を簡単に辿り着くことができる。

スマート化誘導システムで、オールド団地での駐車は難しくない

淞虹マンションは1998年に建てられた古い分譲住宅団地だった。築年数の増加につれ、かつて小さな四角いレンガで舗装されていた団地の道路に破断、緩みなどの現象が現れ、しばしば水が溜まって通行が困難になり、住民の外出に多くの不便をもたらした。昨年の「一街一品」プロジェクトのきっかけを借り、淞虹マンションは団地11000平方メートルの道路を改造して美化し、駐車スペースの線路を設計して設置した。今では、でこぼこした小さな四角いレンガがなくなり、代わりに平らで整備された路面、くっきりとした誘導線、そして整然に統一された駐車スペースがある。

道路の「顔面偏差値」を高める以外に、淞虹マンション団地の路面には「ちょっとした工夫」が隠されている。ここの駐車スペースごとにカップの蓋ぐらい大きさの地磁気センサーが取り付けられており、駐車スペースが使用されているかどうかを自動的に感知することができる。劉観錫書記によると、団地にはこのような地磁気設備300個が設置されている。これは一種のスマート駐車誘導システムであり、正門入り口のスマートスクリーンと相互接続しており、団地内の駐車状況をリアルタイムに更新して表示することができる。また、ウィーチャットの公式アカウント「素晴らしき緑八」の「スマートカーガイド」と連動することで、駐車を必要とする住民に一時的な駐車スペース情報を提供することができる（現在相互接続はまだ調整中だが、間もなく使用される予定）。スマート化された駐車誘導システムを運用し、道路の拡張や駐車スペースの増設、地面のカラフルな誘導線を結びつけ、オールド団地の駐車困難という矛盾を大幅に緩和する。

「団地がきれいになり、出入りがもっと便利になった」。新しく整備された帰り道は住民から好評を得ているだけでなく、デリバリー・宅急便会社の配達員や見知らぬ訪問客からも称賛の声が上がっている。「今はラインについていけば、行き方がわかるから、もう団地の中をドライブしなくてもいい」。この幸せへの七色の通りでは、「道に迷う」「方向がさっぱりわからない」という問題が効果的に緩和された。