先日、虹橋街道の人々に提案を募集した「ゴールドアイディアベストテン」事例が発表された。これには、2食便利マップの形成、コミュニティ駐車資源の共有の実現、「自治+管理」というエレベーター増設後の不動産管理への引き渡しなど、人民大衆が関心を寄せる素晴らしい生活の各分野が含まれた。

「ゴールドアイディアベストテン」は、人民に恩恵を及び、利便性をもたらす一連の措置発表を推進し、一つ一つ目に見え、実感できる民生成果に転化し、共に建設し、共にガバナンスし、共に分かち合うことを実現した。

 1、盲学校周辺のバリアフリー施設の提案——盲道の最適化・向上 

虹橋路1850号に位置する上海市盲学校の周辺では、長寧の各方面の多大な関心と支援のもと、視覚障碍者のための歩道盲道、下り坂道、地下鉄駅のバリアフリーエレベーターなどのバリアフリー環境建設が完了したが、これらのバリアフリー施設の設置と管理には、依然としていくつかの欠点がある。

例えば、ある歩道にはマンホールの蓋や樹木などの存在により、盲道を迂回する必要がある；ある盲道が非自動車に占有され、又は非自動車の駐車エリアがあまりにも盲道に近づいて設置されたため、目の不自由な人が歩く際に妨げられることがある。また、ある場所の出入口の階段の縁に色差の高い縁標識が設置されていなかったり、あるバリアフリー通路の坂道が急すぎて車いすの通行が困難だったり、あるバリアフリー施設が壊れていて修理が遅れていたりするなどがある。

そのため、区・街道の人民提案募集弁公室は大訪問の過程で、上海市盲学校を訪れて実際の状況を理解し、自発的に関連する人民の提案を募集した。提案者、上海盲学校の盲人教師は、視覚障害者の教師・生徒が日常的に遭遇する問題を把握した上で、盲道の方向転換の減少、障害物の回避、音声放送信号機の増設などバリアフリー施設の設置・メンテナンス・管理の面に関する問題と提案を提出した。街道、区の人民提案募集弁公室はまとめて整理した後、長寧区の主要指導者に報告した。

その後、区委員会の王嵐書記は現場で上海市盲学校の周辺を訪問し、盲道の設置・管理・メンテナンスなどの状況について調査研究を展開し、この特殊な人民提案者を接待し、関連部門を召集して提案者の意見・提案を聴取した。視覚障害者の外出に便利な盲道をすっかり新しくなり、より安全で便利な外出を実現するため、推進・着地を研究して商議した。

 2、外国人の核酸照会を容易にする提案——多言語の核酸照会ページがオンラインに 

古北コミュニティは上海初の大型国際コミュニティで、住民が全部で1万2千世帯、3万3千人がおり、そのうち51%が外国人である。2022年初めに「健康クラウド」を使用してコミュニティ核酸スクリーニングを展開する過程で、個人証明書の種類、証明書番号、名前、性別、生年月日、携帯電話番号、上海での住所、勤務先などの情報を登録する必要があり、これらの記入内容は中国語で表示され、英語やその他の言語での説明がなく、多くの外国人を困らせた。

この問題に遭遇した後、長寧区虹橋街道栄華住宅地は多言語核酸照会ページの設立を提案した。この提案は提出されると直ちに市の指導者から指示を受け、「健康クラウド」核酸検査の個人登録・照会ページにいずれも中国語・英語のバイリンガル機能がオンラインされ、外国人がオンラインでの操作が便利になった。

 3、虹橋路沿線の文化資源を十分に享受する提案——一祭三線マイクロツーリズムが誕生 

長寧区虹橋街道は上海虹橋ブランドの発祥地であり、国際コミュニティの代表地であり、更に全過程人民民主が初めて提出したところでもある。また、百年の虹橋路は国賓の道で、上海の12の歴史風貌区の1つに属し、沿線には10余りの市級文化機関が分布し、文化資源・赤色資源の集積という特徴を持っている。提案者は「文化資源を十分に享受する」マイクロツアーの開発を推進し、上海の国際化大都市のIPイメージに特化した観光コースを作り上げ、コミュニティの「小さな窓口」から新時代の中国ストーリーを良く語り、国内外の住民に「門戸を開く」ことを提案した。

虹橋街道はこの提案を「ガバナンスプロジェクト」に転化し、「国際コミュニティの美しい生活」都市マイクロツアーの「一祭三線」（即ち、古北国際コミュニティの芸術生活祭と虹橋路「時代の声、融合の美しさ、古典の韻」の3本のそれぞれ特色あるマイクロツーリズム）を企画して打ち出した。同マイクロツアーは現在、既に「マイクロツーリズム上海」10大古典コースと長寧公共文化供給プロジェクトに成功的に組み入れられた。

 4、コミュニティ食堂建設の提案-2食便利マップが形成 

虹橋街道は高齢化が深く進んでいるコミュニティで、高齢者人口が総戸籍人口の39%近くを占めると同時に、管轄区域内のビジネスビルが多く、入居企業が多く、往来するホワイトカラーの従業員も相対的に多かった。住宅地の高齢者クラスターやビジネスエリアのホワイトカラークラスターの食事サポートサービスへの需要が際立っており、より近くて便利で、安くておいしい自宅周辺の食事サポートサービススポットをもっと増やしたいという人民提案が相次いで提出された。

街道は管轄区の区域化特徴に対し、食事サポートサービスの「ダブル増加計画」と「朝食工程」の実事プロジェクトの実施に力を入れ、虹橋コミュニティの「2食」便利マップを革新的に打ち出し、自宅周辺の高齢者向けスマート食事サポートスポット9カ所、コミュニティAI食堂1カ所、高齢者食卓2カ所の計12のスポットを開設し、食事サポートサービスにおける住民の獲得感・幸福感・満足度を着実に高めた。

 5、自宅前・ビル前で便利に事を処理する提案——「一網通弁遠隔処理」の2つの移動窓口が開通 

移動窓口の人工延長サービスの受付時間が短く、受付事項が少ないという問題を解決するため、現地訪問して理解することを通じ、住民は移動窓口の開放時間と受付業務を増やすよう提案した。

街道事務受付サービスセンターは住民の需要に対応し、「自宅前」「ビル前」の「一網通弁遠隔処理」の移動窓口を建設し、コミュニティ住民が公共事務を処理しやすくようにした。

 6、黄金城道の歩行者天国における非自動車の乱雑通行を管理する提案——阡陌小築街区の分流機能ベルト 

黄金城道の歩行者天国と瑪瑙路の交差点では、毎日の人出が延べ6000人を超え、行動が不便な高齢者、車いすの障害者、ベビーカーを押している父母のほか、急いで通りかかる宅配員やデリバリー配達員などがおり、道路の機能区分が合理的ではなく、人と車が混在して衝突を引き起こしやすかった。市民は徐行交通施設の微更新を行い、区域機能を合理的に区分し、隠れたリスクを回避し、通り沿いの空間をうまく利用して「ポケットガーデン」を作り出すことを提案した。

そのため、黄金城道で「knock knock」コミュニティ提案計画を展開する過程において、街道は提案者の提案をコミュニティガバナンスプロジェクトに転化し、「阡陌小築」駐車施設の公共スペースを作り上げた。歩行者天国と道路を自然に分離し、デリバリー配達車両の専属駐停車スポットで歩行者天国の非自動車管理を規範化しただけでなく、花壇の緑色植物のデザインも行き交う市民の憩いの新たな場所となった。

 7、エレベーター増設後のメンテナンスを規範化管理する提案——「自治+管理」というエレベーター増設後の不動産管理への引き渡し 

旧団地のエレベーター増設が速いスピードで推進され、住民にも歓迎されているが、エレベーター増設後のメンテナンス・管理にはまだ多くの問題が存在し、住民はエレベーター増設後の管理を更に規範化し、動態的な監督管理を強化することを提案した。

そのため、虹橋街道はこの提案をコミュニティガバナンスプロジェクトに転化し、街道・居民委員会がプラットフォームを構築し、不動産会社とエレベーターを増設するビルグループの住民と共同協議を通じ、更にビル全体の住民によるヒアリング・投票を経て、最終的に不動産費を値上げする形で、エレベーターを不動産管理の範囲に組み入れることを取り決め、不動産会社が全面的にエレベーター建設を引き継ぐ新モデルを開始した。「自治+管理」方式により、エレベーター増設のフルサイクル管理を実現した。

 8、旧団地における不動産サービスの質を高める提案——質と価格が一致する2枚のリストが公布 

逸品団地の建設過程で、住民は一般的に団地のハードウェア環境が向上すれば、不動産管理レベルも相応に向上すべきだと考えていた。旧団地の赤色不動産建設を通じ、自治・協商により品と価格が一致する不動産サービスの向上メカニズムを確立し、「質と価格が一致する」の2枚のリストを形成することを提案した。

街道は逸品団地と不動産サービス向上計画を通じ、逸品団地の建設・不動産の招聘、不動産費の値上げなどをきっかけに、既に愛建・中山西路910路地・東湖団地の不動産サービスの向上を完了し、事例を形成した。今後、この計画を引き続き実施し、老朽化した団地の住民の生活品質を着実に向上させる。

 9、老朽化した団地の駐車難を緩和する提案——コミュニティ駐車資源の共有 

虹橋街道の多くの老朽した団地には、異なる程度の自動車駐車難問題が存在し、特に逸品団地を改造建設する過程で、駐車矛盾が特に顕著であった。団地の住民は、更に団地周辺のビルや道路の駐車資源を掘り出し、コミュニティ住民とピーク時間をずらして共に分かち合うことを提案した。

そのため、街道は駐車難を総合的にガバナンスし、民心実事を全力で実施し、団地周辺のビル・ショッピングモール・道路、例えば華聞国際ビル・古北SOHO・古北カルフールなどを協調し、駐車資源を掘り出し、ピーク時間をずらして310個の駐車スペースを共に分かち合った。旧団地の駐車難を緩和すると同時に、社会駐車場の収益を増加させ、ウィンウィンを達成した。

 10、団地の電動自転車の充電ポールを建設する提案——平安家園建設プロジェクトに組み入れた 

電動自転車の違法充電（ワイヤ飛ばしの充電、廊下での充電）、違法駐停車は、既にコミュニティの消防安全の重要なリスクの一つとなっていた。『非自動車安全管理条例』の正式な実施に伴い、宣伝・整備する過程の中で、ある住民は団地の自転車置き場の駐車スペースが限られ、充電ポールが限られているため、日常的な充電需要を満たすことができないと訴え、追加して団地にスマート充電ポールの設置を提案した。

街道はこの提案を民心実事に転化し、「平安家園」プロジェクトの建設に組み入れ、新たに団地の非自動車集中充電場所を建設した。また、街道も積極的に街区やビルの集中充電場所の建設を模索・推進した。浚渫と塞ぎを結合する方式を通じ、電動自転車の充電と駐停車を規範化し、電動自転車による消防安全上のリスクを排除した。

2020年に上海市長寧区虹橋街道古北コミュニティの人民提案募集連絡ポイントが設立して以来、虹橋街道は人民提案の募集を重要なキャリアとして、全過程人民民主を深く実践してきた。

2年以来、街道は人民提案の郵便ポストの手紙及び随申弁APP「長寧旗艦店」などの募集チャンネルをもとに、積極的にオフラインで特定テーマの人民提案募集会を開催し、「長寧虹橋」ウィーチャット公式アカウントの募集チャンネルを開通し、随申弁APP「虹橋旗艦店」などのオンライン・オフラインを結合した革新的な募集方式で、基層における募集ネットワークを綿密に織り込み、民意に耳を傾ける触角を延長した。また、人民提案を募集する「四問四転化」の作業法を模索した：民衆に需要を問い、民衆に計略を問い、民衆に政策を問い、民衆に効果を問うことにより、チャンネルをスムーズにし、民衆の知恵を広く受け入れ、人民の提案を立法提案の「ゴールドシンクタンク」に転化させ、コミュニティガバナンスの「ゴールドアイデア」に転化させ、基層協商制度の「ゴールドキー」に転化させ、民心実事の「ゴールド果実」に転化させることを効果的に推進し、庶民の民生満足度と民主獲得感の「ダブルアップ」を実現する。

2年以来、虹橋街道は各種の人民提案を計925件募集し、そのうち43件の提案が立法意見の備蓄に転化し、50件がコミュニティガバナンス提案に転化し、25件が基層協商制度に転化し、121件が民心実事プロジェクトに転化した。