2023「上海の春」第5回国際アコーディオン文化芸術祭が長寧でスタート 发布时间:2023-04-06

3月28日夜、「音閲・シルクロード飛揚」2023「上海の春」第5回国際アコーディオン文化芸術祭の始動式は、長寧区図書館8階の虹橋国際閲覧センターで行われ、「読める音楽」を理念に、アコーディオンと読書をつないだ。陳穎副区長は始動式に出席した。


2023年は「一帯一路」の共同建設イニシアティブが提起されてから10周年にあたり、アコーディオンの誕生、伝播と発展も、シルクロードと深い縁で結ばれ、東西の音楽交流において重要な役割を担っている。長寧区独自の質の高い文化ブランドとして、「上海の春」国際アコーディオン文化芸術祭は既に5年目を迎え、一貫して中国のアコーディオンの民族化、多元化、国際化への発展の推進に力を入れてきた。今回の芸術祭には、イタリア、ロシア、ポーランド、セルビア、ブラジルなど「一帯一路」沿線諸国のトップクラスのアコーディオン演奏家を特別に招待した。

伝統的な音楽演奏会とは違い、本の香りが漂う雰囲気の中で、国際アコーディオン連盟会長のミコ・パタリニ(Mirco Patarini)氏、国際アコーディオン連盟芸術委員会主席、ロシア・モスクワのグニシン音楽学院民族音楽学部長のアレクサンドル・セリヴァノフ(Alexander Selivanov)氏、ブラジルの青年アコーディオン演奏家のグスタボ・アルメダ(Gustavo Almeida)氏、ブラジルのギタ演奏家、作曲家のロドリゴ・エブス(Rodrigo Erbs)氏、セルビアの青年アコーディオン演奏家のドラゴスラフ・ヴァシリエヴィッチ(Dragoslav Vasiljević)氏、ポーランドのアコーディオン演奏家のジグムント・チュプリン(Zygmunt Czupryn)氏とバイオリニスト、歌手のアンナ・チュプリン(Anna Czupryn)氏が結成した「テクラ・クレベティック」二重奏組合は、非常に特色のある演奏をもたらし、現場にいる観客を魅了させた。

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国際アコーディオン連盟芸術委員会委員、中国音楽家協会アコーディオン学会副秘書長、上海音楽家協会アコーディオン専門委員会主任、上海師範大学音楽学院の王従余準教授の専門的なガイドでは、芸術家たちは演奏曲の背後にある物語、民族特色のあるアコーディオン音楽の伝承と革新、アコーディオンが東西文化交流の中で彼らに与えたインスピレーション、読書が芸術人生に対する啓発など、様々な面にわたってゆっくりと丁寧に語った。

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「小さい頃からアコーディオンが好きな男の子がいた。彼は色々な国に行き、たくさんの友達と知り合い、それぞれの特色のある素晴らしい音楽も聞いた……」交流段階の中で、ミコ・パタリニ氏はその場にいた観客たちに自分のアコーディオンの夢を追いかける旅について語った。彼によれば、勉強する際に、どんなに便利なビデオでも、どんなに高級なレコードでも、対面の交流にはかなわなかった。「私は今日上海に来て、私の好きな音楽を中国の聴衆に届けることができ、とてもうれしく思い、多くのインスピレーションを得ることもできた。」

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ブラジルの青年アコーディオン演奏家のグスタボ・アルメダ氏は、ブラジルの風情を豊かに含んだアコーディオンの楽曲を中国の聴衆に届けられ、これは誇らしいことだと話した。

アレクサンドル・セリヴァノフ氏はまた、現場の観衆たちに、自分が妻で有名なアコーディオン演奏家のユリア・アメリコワ氏と形成した二重奏組合「一本の左手」の名前の由来も分かち合った……

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アコーディオン芸術家たちの感情的、またはユーモラスな語りに、何度も観客たちの拍手が起こり、会場の雰囲気を再び盛り上げた。

始動式の現場では、国際アコーディオン連盟、中国音楽家協会アコーディオン学会、上海音楽家協会アコーディオン専門委員会は協力覚書を締結し、2024年から中国の上海で国際的なアコーディオン芸術交流イベント「中国上海国際アコーディオン芸術ウィーク」を展開する。国際アコーディオン連盟は主催機関の1つとして、芸術ウィークのイベントに世界一流のアコーディオン資源を提供する。これをきっかけに、より多くの世界レベルの優秀なアコーディオン芸術者が中国を訪れ、国内のアコーディオン愛好家と交流やインタラクティブを行い、上海の国際音楽文化ブランドの構築に助力する。

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現場の大型アコーディオン装置がゆっくりと開くにつれ、2023「上海の春」第5回国際アコーディオン文化芸術祭が正式に開幕した。本日から、各国の芸術家たちは長寧の街を歩き、3月30日には古北国際コミュニティの黄金城道で「流れる音閲・黄金の午後」の街で偶然アコーディオン演奏家に出会うイベントを開催する;3月31日、長寧文化芸術センターで「海上の琴縁・シルクロードの約束」——「一帯一路」イニシアティブ提起10周年を記念した国際アコーディオンコンサートが開催、観客は家の前で殿堂入りの国際アコーディオン芸術体験を味わうことができる。

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「恵新城」も今回の芸術祭の1つの大きな特色あるハイライトだ。長寧から出発し、海派アコーディオン文化芸術の饗宴は上海の「5つの新城」と長江デルタ地域に広げる。嘉定新城では、アコーディオン芸術が嘉定の「北水湾音楽祭」の始動に助力し、「5つの新城」の小中学校、文化芸術施設、青少年活動センター、コミュニティに深く入り込んで公演と交流を行う。「上海の春」のブランド効果を継続し、寧波でハイレベルなライブ公演を行い、現代のアコーディオン芸術の活発な活力を表現し、優質な公共文化資源で上海と長江デルタの文化・観光の融合の質の高い発展を促進する。

今回の芸術祭は上海音楽家協会、上海市長寧区文化・観光局、上海市長寧区文学芸術界連合会が共同で主催し、上海市長寧区図書館、上海長寧文化芸術センター、上海音楽家協会アコーディオン専門委員会、上海長寧新虹橋文化芸術交流センターが運営した。