4月18日午前、西井科学技術WESTWELLは2023上海国際モーターショーで新製品――世界初の「アップグレード可能な自動運転」スマートコネクテッド新エネルギー大型トラックQomolo E-Truckを発表した。同時に、西井科学技術の全く新しいバッテリー交換版Q-Truck自動運転商用車もE-Truckと一緒に出展し、グリーン化とスマート化のグレードアップの潜在力を共に演繹した。

交通運輸部の統計によると、この5年間、商用車は中国の貨物輸送量の7割以上を担っており、中国経済とインフラ建設を牽引する重要な柱となっている。物流業界は依然として高汚染、TCO高感度、求人難、安全事故の多発などの痛点に直面しており、「新エネルギー化とスマート化」が勢いに乗って現在の商用車の質の高い発展の最適な方向となっている。

2018年、西井科学技術はQomolo逐路科学技術ブランドを発表し、新エネルギースマート運転分野への進出を正式に宣言した。近年の発展を通じ、Qomoloファミリーは絶えず成長し、Q-Truckフルタイム自動運転新エネルギー商用車、Q-Chassis自動運転重量物積載水平輸送車、Q-Shuttleスマートミニバスなどの製品は、次第に世界市場のユーザーから認められている。しかし、第一線のユーザーの「コストダウン」と「高効率」への追求から、西井科学技術は、ユーザーが商用車の「新エネルギー化とスマート化」に対する二重需要をいかにより大きく満たし、「アップグレード可能な自動運転」という新たなコストダウンモデルを構築するかを更に考えさせられた。これにより、世界初の「アップグレード可能な自動運転」のスマートコネクテッド新エネルギー大型トラックE-Truckが登場した。

今回の上海モーターショーでは、Qomolo養成系コンテナトラックE-Truckが初めて実車を正式に公開した。その外観の表面に防腐・防塩霧の特殊処理が施され、シャーシーにDL700高強度鋼が採用され、厳寒・猛暑の中でも作業が可能となっている。車両に搭載された一体型スマートコクピットには、疲労運転監視とマンマシンインターフェース端末も備えている。

西井科学技術Qomoloの梁熾盛製品総監によると、E-Truckはコンテナ物流ノードの自動化改造中の顧客のために、特別にカスタマイズされたスマート商用車製品である。「伝統的な車両の電動化へのアップグレードの需要を満たすだけでなく、Qomoloファミリーの『モジュール化』設計を引き継ぎ、拡張可能な柔軟性を高め、急速に自動運転にアップグレードでき、将来のためにより多くのアップグレード可能な潜在力を残して置く。」これは、E-Truckが車両全体の車台設計を共有することで、自動運転のアップグレードのハードルを下げ、経済的コストを更に節約できることを意味する、と梁熾盛総監は述べた。「お客様に自動運転のニーズがあれば、追加で車両を購入する必要がなく、既存のE-Truck車両をアップグレードし、『センサーモジュール』や『OTA遠隔オンラインアップグレード』などを追加するだけで、“有人運転と自動運転”の柔軟な切り替えを実現することができる」。

E-Truckは革新的な「車電分離」設計を採用しており、バッテリー交換と急速充電に対応し、効率とシーンの制限を突破することができる。E-Truck商用車には、282kWhの超大容量バッテリーが配置され、最大牽引力が75トンに達し、かつ10%のスロープ率の下でもスムーズに走行可能で、フル充電での航続距離は150kmに達することができる。西井が自己研究したPowerOnairスマートエネルギーサービスのサポートにより、E-Truckはわずか5分でバッテリーを交換してエネルギーを補充し、わずか1.5時間で効率的な急速充電を完了し、航続能力を向上させることができる。

2022年12月、E-Truckはタイのリンチャバン港のD番埠頭に大量に到着し、運営に参加したことがわかった。良好な運転操作体験、優れた経済的省エネ効果と効率的な輸送作業効率により、取引先と埠頭の運転手から一致した好評を得ている。地元の埠頭の運転手によると、以前に運転していた燃油車に比べ、揺れ、騒音と排気ガスの排出がないほか、E-Truckの運転の快適性が高く、運転するとより静かで快適で、動力応答が速く、メンテナンス内容と頻度がより少なく、充電とバッテリー交換が一体となったエネルギー補充方式も埠頭の作業ペースにいっそう適応し、運転強度と用車コストを二重削減し、輸送作業の効率を直接高めた。

2020年から現在に至り、西井科学技術は既に当該埠頭に２陣のQ-Truck自動車隊を投入し、タイで世界初の「自動運転と有人運転」の混合作業プロジェクトの構築を助力している。これは現在、安全員を必要としない唯一の自動運転コンテナトラックの常態化運営シーンであるだけでなく、世界初のユーザーの「独自運営」をサポートする自動運転コンテナトラックプロジェクトでもある。

E-TruckとQ-Truckの強い同士が手を組むことにつれ、「スマートエネルギーサービス」と「スマートコネクテッドプラットフォーム」を共有し、西井が自己研究したWellFMS車両管理調達システムと相互にリンクし、スマート計画により作業効率を高め、一緒にタイのユーザーの「国際化標準のスマートグリーンポート」の構築に助力する。

E-TruckとQ-Truckの成功は、西井科学技術の前向きな自己研究成果の縮図である。自動運転大型トラックを前向きに自己研究に基づいた最初の会社として、現在、西井科学技術傘下の製品とサービスは既に海港、鉄道、陸港、空港、工場などのコンテナ物流シーンをカバーしており、ビジネスが世界16の国と地域に着地し、160社以上の顧客にサービスを提供している。

西井科学技術によると、今後も引き続きフルスタック式技術で自動運転の自己研究能力の駆動を堅持し、データ・情報の相互接続の障壁を貫通し、革新的な目玉製品と戦略製品群を構築し、人間性科学技術で「全局化」ソリューションを作り上げ、より先駆的で専門的な製品マトリックス、よりグリーンで着地可能なソリューションで、世界の顧客のコスト削減と効率向上に助力し、持続可能な発展を実現する。