ここ数年、長寧は公共文化サービスの革新的な発展の推進に努め、「念入り、素晴らしき、逸品」の趣旨を受け継ぎ、「新人選択、新人育成、新人出世」を一体化した群衆文芸新作の創作システムをさらに改善し、絶えず高層を広げ、形式を革新し、レベルを高め、資源を統合し、オリジナル番組の数と質が年々向上し、群衆文芸の逸品が次々と生み出されている。今回の「公共文化モデル区の革新的発展」シリーズ報道で、一緒に長寧区の群衆文芸創作の質の高い発展の道を理解しよう。

正しい指向を強化し、都市の歴史文化蓄積を厚く植えつける

昨年9月、第13回中国芸術祭の閉幕式が河北雄安新区で開催され、長寧のオリジナル作品であるハーモニカ重奏『この城に恋をした』は中華人民共和国文化・観光部が授与した「第19回中国文化芸術政府賞-群星賞」を受賞した。「とても民間的、とても上海的」だと称賛されたこの作品も、長寧の包容、活力とファッションを余すところなく表現した。

実は、長寧が「群星賞」という大衆文芸分野の政府最高賞を受賞したのは、今回が初めてではない。早くも2019年に、長寧のオリジナル作品である『和・鳴』は第18回群星賞を受賞した。七弦琴、手皿、ディジリド管、サック、中国太鼓、竹笛、口弦、鉢など8種類の中外楽器を使用したこの作品は、芸術的な構想を通じ、古い音から若い音までを時空を超えて融合させ、異なる国と民族の文化要素を融合・衝突させ、調和のとれた美しいメロディーで、「和・鳴」世界への美しい願いを表し、長寧の優れた群衆文芸創作の実力も示した。

『この城に恋をした』と『和・鳴』は、長寧群衆文芸創作の縮図に過ぎなかった。ここ数年、長寧群衆文芸創作は一貫して「人民を中心とする」指向を堅持し、創作者が基層に深く入り込んで民謡の収集、指導と生活体験を奨励し、社会主義核心価値観を大いに発揚することを趣旨とし、長寧の深く厚みのある赤色文化、海派文化、江南文化の蓄積を融合した。

その中には、愚園路コミュニティのガバナンスをテーマにしたオリジナル演劇『微光』や、ボランティアをテーマにした男女デュエット『雪花の物語』など、大民生プロジェクトを結合し、身近の事跡を発掘した作品がある；『竜華！愛が永遠に』『空高く立ち昇る』『路地総理』など、各クラスターの真実な奮闘歴程を描いた作品がある；『演芸場』『シナフジの花が咲く』など、都市発展の歴程、人民生活の進歩を示した作品がある；『呼吸』『逆行中のあなた』など、小さな切り口で大きなロマンを凝縮した作品がある；また曲芸『小さな金銭の最善の知恵』、舞踊『私たちの書苑』と西郊の農民画をテーマにした舞踊『古井エピソード』など、中華の優秀な文化を発揚した作品もある。これらの群衆文芸創作は、長寧地域の特色を融合しただけでなく、時代の精神もいっそう顕彰した。

メカニズムの保障を強化し、基層群衆文芸創作の情熱を奮い立たせる

正しい指向を強化する上で、長寧は一貫して創作レベルの強化を公共文化コンテンツの供給効能を高める重要な一環とし、国家公共文化サービスシステムモデル区の革新的発展をきっかけに、多措置で創作の基礎を固め、新時代の群衆文芸創作の質の高い発展に有力な保障を提供した。

ここ数年、長寧は絶えず支援メカニズムを改善し、『公共文化サービスの質の高い発展の推進に関する実施意見』、『国家公共文化サービスシステムモデル区の革新的発展の推進に関する実施意見』などの総合的な政策をしっかりと講じ、長寧文化芸術センターに「区級創作孵化基地」を設立し、総分館メカニズムを通じて各機関、街鎮の業務基幹を抽出して創作執行チームを組織し、定期的に「創作について語ろう」という座談会を展開し、テーマの選択、構想から作品の成形に至るまで、各段階を深く検討し、磨きをかけていた。創作青年チーム、館運営チームを組織し、専門学院や団体、協会などの機関と連携し、社会化協力を実現し、全区群衆文芸創作における芸術センターのハブの役割を強化した。『この城に恋をした』の創作者である孫彬彬さんはこれについて深い感銘を受けた。

孫彬彬さんは新上海人で、現在上海市群衆芸術館の音楽指導を務めているが、『この城に恋をした』は、まさに彼女が長寧文化芸術センターで創作幹部を務めた時に企み、作り上げたものである。ここ数年、長寧文化創作メカニズムに励まされ、孫彬彬などの文芸従事者の才能が十分に発揮された。一連の赤色文化、海派文化、江南文化に焦点を当て、大衆に根を下ろし、長寧の発展を体現し、上海都市の品格を顕彰する優秀な文芸作品が次々と現れた。

長寧の選抜メカニズムへの強化も群衆文芸創作の情熱を絶えず奮い立たせている。毎年の初めに、長寧は全区に向けて公開的に「創作募集令」を発表し、作品募集を行い、区創作センターが作品サンプルの専門家選抜会を開催し、「普通の構想と異なり・文芸が虹橋に集まれ」という展示公演を開催し、作品に対する初評価を行い、優秀な作品を選抜して市級大会に参加させる。これと同時に、カスタマイズ式の専門家指導会を展開し、参加作品に対して的確にレベルや構成を高め、これをプラットフォームとして市民が広範な討論への参加を招待し、「全過程人民民主」という重大な理念を作品選抜の各プロセスに十分に貫徹させる。

特筆すべきは、長寧はまた効果的な激励メカニズムを確立し、長寧文化発展特別基金を利用し、全国大会で栄誉を獲得した機関と個人を奨励した。毎年、オリジナル作品の市級群衆文芸支援資金の申請を助力・指導し、受賞作品の各地での展示を支援し、創作者に質の高いトレーニング機会や広い展示プラットフォームを提供している。音楽コント『遠方』、コント『新年快楽』はそれぞれ第14回と第16回華東6省1市演劇コントコンクールで大賞と金賞を受賞し、歌曲『雪花の願い』は2020年第1回長江デルタオリジナル・ポップソング・コンテストの大賞と2021年第9回全国文化館「地市級百館連動」文化・観光カーニバル活動の優秀展示公演賞を受賞した...群衆文芸創作の成果は、絶えず長寧で花を咲き、実を結びだ。

各方面の資源を連動させ、創作成果が人民に恩恵を与えることを促進する

優秀な成績は、長寧の群衆文芸創作を止めさせなかった。ここ数年、長寧群衆文芸創作は一貫して庶民の獲得感を向上させることを目標とし、各方面の力を凝集することを経路とする革新的な道を模索し、「大衆の中から」の成果をまた各種の形式を通じて「大衆の中へ」行かせている。

2021年、長寧区と上海放送局が共同で赤色オリジナルラジオドラマ『前夜』を作り上げ、百万の聴取量を獲得した；2022年、双方は再び『長寧に耳を傾ける：海派考古』などのシリーズ・オリジナル・ラジオドラマを打ち出し、歴史文献、演劇シーンの再現、専門家の評論を一体に融合させ、多次元的に長寧の豊富な赤色物語と海上伝説を表現し、ヒマラヤAPP、アルキメデスFM、話匣子APPプラットフォームで放送され、再生数が延べ百万人を超えた......

このように各方面の資源を連動して作り上げられた群衆文芸創作と文化・観光活動は、長寧では珍しくない。ここ数年、長寧は社会力の融合を強化し、プロ版画芸術家のキャンパスへの進出、「小さな手形」児童版画普及交流公教育活動、「干支絵画をコミュニティへ」などの美育実践を通じ、基層大衆のオリジナル創作能力を持続的に発揮し、群衆文芸創作のために豊かな土壌を提供してきた。

これと同時に、長寧はまた積極的に全国民の芸術普及を推進している。 2021年以降、長寧区は計7つの作品が上海市新人新作の展示評価・展示公演の「優秀新作賞」を受賞し、8つの作品が「新作賞」を受賞した。豊かな群衆文芸創作の成績は、基層群衆文芸チームの活発な発展も牽引した。現在までに、長寧が公共文化建設に参加した区、街鎮、住宅団地の群衆文芸チームは計1238チームがあり、類型は音楽、舞踊、演劇、曲芸、撮影など各ジャンルをカバーし、百花斉放、百家争鳴の良好な態勢を呈している。また、長寧は公共文化の供給コンテンツを更に充実させ、全国民の美育を推進し、市民大衆の芸術的審美を高めた。華陽路街道と協力して全市初の近隣路地開放的なコミュニティ美術館――「華漾美術館」を構築し、定期的に創作と公教育課程を開催し、コミュニティ住民が主人として独立して美術館運営の各段階を担い、長寧の全国民の芸術普及レベルの絶え間ない向上を生き生きと示した。

これから、長寧は引き続き群衆文芸創作の正しい指向を堅持する；群衆文芸創作を文化ブランドの建設に助力させ、文化ブランドが群衆文芸創作のためにプラットフォームを提供させる；絶えずメカニズムを改善し、群体文芸創作の活力を引き出し、「誰もが人生を彩る機会があり、誰もが秩序正しくガバナンスに参加でき、誰もが質の高い生活を享受でき、誰もが切実に温もりを実感でき、誰もが帰属アイデンティティを持つことができる」という素晴らしいビジョンを生き生きと展示し、実践し、長寧が世界的な影響力のある国際逸品都市の建設を加速させるためにソフトパワーの支えを提供する。