9月26日、上海薈聚は、主力テナントであるイケアを含む多くのパートナーと共に盛大な開業式を行った。これは、イングカグループによる中国での第10号「集まり体験センター」であり、単独投資額が最も大きい複合施設プロジェクトが市民にお披露目されたことを意味する。

上海薈聚の総建築面積は約43万平方メートルで、商業とオフィスが一体となった「ワンストップ」集まり体験センターである。長寧臨空経済園区に位置し、公共交通の便も良く、地下鉄2号線の淞虹路駅とシームレスに接続している。また、外環道路、北翟高架、北横通道などの都市主要幹線道路にもアクセスしやすい。  

午前10時に上海薈聚の開業式が予定通りに行われた。式典では、イングカショッピングセンターのグローバルCEOであるシンディ・アンダーセン氏が、上海薈聚は単なるショッピング目的地ではなく、人々が集い、幸福感を分かち合うための空間であると語った。今年はイングカグループが中国市場に参入してから15年目であり、上海薈聚の開業を契機に、今後も地域コミュニティや来訪者に新たな体験を提供していくことを期待していると述べた。  

上海薈聚は、スカンジナビアの北欧デザインを空間設計やゾーニングに取り入れている。外部は幾何学的な立体感のある建築外観で、内部は山脈、河川、森林などの自然要素が組み合わさり、北欧の自然と洗練された上海の二重景観を作り出している。開業当日には、多くの市民が訪れ、写真を撮る姿が絶えなかった。  

河の中庭では、現場がさながらゆったりとした川が流れる都市のリビングルームのようである。山脈の中庭に進むと、崖、山頂、尾根など多様な形態がデザイン言語で表現されている。最後に森林の中庭に到達すると、自然の革新によるエコロジー美学が全面的に感じられる。  

記者が注目したところ、上海薈聚は館内に多くのフォトスポットを精巧に配置し、市民がこの北欧風の「集まり体験センター」をより深く理解できるようにしている。「生活を感応」の理念を融合し、上海薈聚には、悠然薈、ツリーハウス楽園、ペットの天地、北欧の小町、フィヨルド広場などの散策や休憩エリアが設けられている。開業時のインタラクティブなイベントと相まって、これらのエリアには、写真を撮りに来た市民、親子連れ、オフィスワーカーが大勢集まっていた。  

上海薈聚は、ショッピング、グルメ、エンタメのトレンド、文化芸術、健康養生、子供向けやアウトドアのレジャースペースを集まっており、多様化するオフライン消費空間に対する大衆のニーズに応えることができる、全世代に優しいライフスタイルの集まり目的地である。現在、上海薈聚には312以上の厳選されたブランドが導入されており、そのうち、初出店および特別コンセプト店舗が約71%を占めている。これには、全国初出店の23店舗、上海初出店の29店舗、地域初出店の77店舗、ブランドフラッグシップ店やコンセプト店が51店舗含まれている。

18のメイン店舗が同時に開業している。その中でも、イケア臨空店は、2階建ての展示空間で、9500種類以上のデザイン性が高く、実用的な家具や家庭用品を提供している。7Freshスーパーは、作りたて販売、メニュー提案、自社開発商品を中心とした「ワンストップ」グルメソリューションを提供している。デカトロンは、全く新しいカスタマイズデザインコンセプトを採用し、80以上のスポーツカテゴリーの全商品と、完全なスポーツソリューションを提供している。環映シネマは、8つのホール、合計1266席を備え、「未来のメタバース世界を探索する」というテーマのテクノロジー映画館である。都市マーケット・ホリデーは、特別なテーマやシーンを融合した、グルメとエンタメ体験の集積地である。  

他の地域から訪れた市民の劉さんは記者に「一番気になるのはイケア臨空店です。一周してみたら、商品が豊富で、値段も手頃でした。今日はたくさんの料理店も見つけて、今後友達と一緒に『楽しみたい』と思っています」と話した。近隣に住む王爺さんは「私は普段妻と一緒、からでよく散歩しています。ほとんどこの施設が建つ様子を見てきたと言ってもいいくらいです。今後は家の『すぐそば『に大きな商業施設ができて、とても嬉しいです。特に新しくオープンした7Freshスーパーがあるので、買い物がより便利になります」と話していた。スポーツに興味のある李さんは「今日はデカトロンのために来たんです。たくさんのスポーツ用品を買いました。今後は必要なスポーツ製品を『一度』に買うことができそうです」と述べた。

多様な複合業態に加え、未来のライフスタイル理念を体現する革新的な体験スペースである「創聚場」も市民に人気があった。創聚場は、薈聚が自社で運営するサステナブルブランド「One Planet 薈緑天体」、サステナブルテーマのカフェ、展示スペース、体感インタラクティブゲーム、ワークショップやイベントスペースなど、複数の業態を融合している。現場には多くのブランドが集まり、衣食住行を網羅し、あらゆる角度からサステナブルな理念を示している。

近頃館内では、特殊支援が必要な子供たちによるチャリティ絵画展も開催されていた。今後も、多彩な趣味イベント、革新的なアートインスタレーション、多様な展示やインタラクティブなシーンを通じて、活力あるコミュニティが形成され、志を同じくする友人たちが無限のインスピレーションと楽しさを発見できる場となるだろう。

イベント当日、上海薈聚の5棟のオフィスビルも正式にオープンし、稼働を開始した。これは、イングカグループによる中国におけるグレードAオフィスビルプロジェクトの初めての登場でもある。新しいイングカ中国サービスオフィスも10月に正式に稼働予定である。現在、薈聚のオフィスには、同じ企業文化や価値観を共有する内外資企業や世界500強企業が多数入居しており、良好な発展を続けるサステナブルな協力コミュニティが形成され、地域産業の発展に新たな活力を継続的に注入していく。上海薈聚とイケア臨空店を基盤に、入居企業の社員は、グリーンモビリティ、ヘルシーな食事、便利なショッピング、質の高いフィットネスなど、多様なオフィス関連のサポートを受けることができる。

 上海薈聚 

住所：長寧区金鐘路788号  

営業時間：10:00—22:00  

交通：地下鉄2号線淞虹路駅5号出口直結