2024年、区商務委員会は「四力四城」の奮闘目標を目指し、虹橋国際開放中枢建設と都市デジタル化モデルチェンジの2大チャンスをつかみ、重点産業、外資対外貿易、消費民生などの分野に焦点を当て、地域経済の質向上と効率向上を全力で推進し、質の高い商務発展成績表を提出した。

重点産業の優位性を強化・拡大する

新たな産業成長点を模索する

2024年、長寧は地域資源の賦存に立脚し、重点産業の優位性を絶えず強化・拡大している。航空サービス業の面では、長寧は重点航空企業の集積発展、航空貨物輸送の発展加速を積極的に推進し、低空経済の新分野配置を検討している。第7回輸入博覧会期間中、虹橋国際低空経済産業園（長寧園）がオープンし、複数の低空経済企業が長寧東虹橋セクションに設置する予定である。国家と市級モデルプロジェクトの創出、特色ある応用シーンの構築、低空経済企業の育成を通じて、長寧は長江デルタ低空経済本部集積区、全国低空経済モデルとベンチマーク都市部の構築に全力を挙げている。

ファッションクリエイティブ産業の面では、長寧はブランドの経済効果を絶えず強化し、ファッション産業と消費の深い連動を促進し、ブランド活動で産業の発展を支援している。2024年、長寧は上海で唯一の「ファッション消費街区集積区」となった。長寧は上海ファッションウィークと新たな協力覚書（2024-2026年）を締結し、健全な協力メカニズムを構築した。海粟文化広場、上生・新所、武夷MIX 320、愚園芸術生活街区は「上海世界新製品初の新ランドマーク」と評価された。Bananain（蕉内）、恵田森、SATURNBIRD COFFEE（三頓半咖啡）、CHAGEE（覇王茶姫）、紛布、HAGLOFSなどの有名ファッション消費ブランドが次々と長寧に進出している。ブルガリなどの有名ブランドが重点商圏や商店街に集中的に登場し、ブランドと地域価値の最大化と結合を実現した。SATURNBIRD COFFEE（三頓半咖啡）など一連の高い機能レベル初出店を導入し、「先発」から「初出店」そして「本部」への先発経済効果を形成する。

「インターネット+生活性サービス業」の面では、長寧はクロスボーダー電子商取引とチェーンリード企業が力を合わせてチェーンの補強、安定、強化に焦点を当て、「ファッション消費をけん引とするライブ配信経済集積区」の建設を研究、配置し、電子商取引プラットフォーム、オフライン業者とパートナー国の「シルクロードクラウド製品」との連結を組織した。2024年1月、長寧企業の拼多多、Ctrip（携程）、飛書深諾は「上海市シルクロードクラウド製品連盟」のメンバーとなり、電子商取引の国際交流・協力の推進に新たな原動力を注ぎ込んだ。第1陣の上海市ライブ配信電子商取引拠点「尚街X創邑Space」が再評価に合格し、百秋の「容么么デジタルセンター」が新たなライブ配信電子商取引拠点の称号を獲得した。「W11」期間中、春秋、李寧、帆書など12の長寧優良企業が交代で愚園路の特色あるライブ配信テーマイベントに駐在し、国産品、ファッション消費、文化観光消費などの分野の製品を持ち込んだ。優位性と特徴を拡大し、革新的な模索と措置を結びつけ、長寧は企業の「モーメンツ」をさらに拡大し、市民の「消費圏」を広げた。

グローバルリソースへのリンク

手を携えて世界のチャンスを創造する

外資対外貿易は経済成長の重要な推進力の一つである。過去1年間、長寧は国際化の優位性を十分に発揮し、本社企業の潜在力を引き出し、開放型経済の機能レベルを引き上げた。2024年1月から11月にかけて、長寧の実外資は前年同期比5.4%増加し、外資の伸び率は全市の上位にランクインした。

地域内の電子商取引生態、航空ハブ、国際貿易機能に立脚し、長寧はクロスボーダー電子商取引の発展傾向に順応し、「産業クラスター、航空物流、企業海外進出、専門サービス」の四位一体の企業海外進出本部集積区を構築し、区域内のクロスボーダー電子商取引のヘッド企業と連動し、企業海外進出専門サービス業者及び国際経済貿易機構などとの提携を強化し、オンラインとオフライン一体化の総合サービスプラットフォームを構築する。

さまざまな措置を通じて、長寧は地域貿易機能、中枢ノードの優位性を強化し、国家戦略を積極的に実行し、「最虹橋」目標をアンカーし、虹橋商務区長寧セクションの発展を全方位的に推進する。

2024年、長寧は「大虹橋-中欧企業多国籍交流協力プラットフォーム」の機能をさらに拡大し、イタリア商工会議所、中独技術教育交流協会、ノルウェー商工会議所、デンマーク投資促進局などがプラットフォームの新たな「国際商務パートナー」となり、外資対外貿易発展の新たなルートを共同で開拓した。長寧企業代表は「中国投資」イタリア特別紹介会、「上海投資　未来共有」海外旅行シリーズ（中国香港ステーション）、「上海投資・グローバル旅行」（東京ステーション）などのイベントに積極的に参加し、テーマ紹介などさまざまなルートを通じて長寧の国際的影響力を高めている。

区経済運行業務専門班、区外資対外貿易業務専門班に依拠し、長寧は「一企業一機能増加」プロジェクト管理と専門班サービスメカニズムを堅持し、「本部機能増加」行動を持続的に実施している。2024年、横浜ゴム有限公司、懿華珂水処理技術（上海）有限公司、AlphaTheta (Shanghai) CO., Ltd.、CBC（中国）管理有限公司が新たな多国籍企業の地域本部に認定された。現在、長寧の多国籍企業地域本部、貿易型本部、民間企業本部、研究開発センターは累計150ヶ所に達している。

良好なビジネス環境を構築する

企業の品質向上と高度化を推進する

良質企業は地域経済を向上させる重要な力である。2024年1月～11月、長寧は専精特新の「小巨人」企業1社、「専精特新」企業28社、革新型中小企業37社を育成した。現在、全区には419社の「革新型」企業、209社の「専精特新」企業、13社の国家級専精特新「小巨人」企業がある。

中小企業の品質向上と高度化を推進するため、長寧は良好なビジネス環境を持続的に構築し、企業に個性化されたサービスを提供している。大虹橋ビジネスサービスセンター、虹橋国際貿易サービスセンターを主陣地として、長寧は「大虹橋商務リビングルーム」と「長寧サービス企業大講堂」の2大サービスブランドを絶えず深化させ、企業と企業の交流を核心として、高規格の会談接待、高い機能レベルのブランド活動、高精度の産業ドッキングを継続的に開催し、企業のために互恵ウィンウィンの「生態圏」を構築する。

「専精特新」企業の発展を支援するため、長寧は金融支援「専精特新」「ハイテク」企業の質の高い発展及び上海「専精特新」専門プレート長寧特別発表会を開催した。これは上海「専精特新」専門プレートの開設及び新株予約権総合サービス試行開始後の初の区級イベントでもある。同時に、「専精特新」企業の発展を支援する「ランキング掲載」特別行動を展開し、大中小企業の融通・革新業務の質の向上と面の拡大を推進し、中小・零細企業が「専精特新」発展の道を歩むのを支援し、地域経済の質の高い発展の新たなエンジンを構築する。

『長寧区ビジネス環境建設7.0版』と新たな質の高い発展促進政策の発表に伴い、長寧区は部門の横方向の協同、政策のけん引を通じて、それぞれの資源の優位性を発揮し、全区の良質な中小企業の勾配育成体系の構築を推進し、企業サービスの正確度と有効性を絶えず向上させている。

消費拡大、民生改善

便利で質の高い生活シーンを作る

長寧は「上海ファッション都建設モデル区」、「上海世界新製品先発地モデル区」、「ファッション消費街区集積区」などのファッション消費マークを持ち、2024年には「初出店経済」集積効果が現れた。中山公園商圏の龍之夢都市生活センターは、1日当たりの客数が延べ20万人に達し、常に全市の上位に位置している。臨空商圏の上海薈聚には312のセレクトブランドが入居し、約71%が初出店と特別コンセプトショップで、オープン以来、一貫して大衆評論の人気ショッピングモールランキングで1位にランクインしている。バンダイカードセンターの中国初出店、棟梁上海初出店、愛奇芸VR全感体験館、ハイエンド脚本殺（マーダーミステリー）館などが重点商圏や商店街に進出した。

「商旅文体展緑連動」は長寧の高頻度のホットワードとなっている。長寧はこの年、「愛購上海」グローバル紹介および長寧区五五ショッピングフェスティバルの始動式などの市レベルのイベントを開催し、上海五五ショッピングフェスティバルなどの重点商旅文体イベントと結び付け、消費促進イベントを100回以上実施した。「上海長寧アプリ」で重点社零企業が提供する「愛購長寧クーポンビッグパック」3000部を配布する。「愛購長寧」案内地図を発表し、10本の商旅文体展緑資源ルートを推薦した。長寧の飲食と家電・家具企業を支援し、「楽品上海」飲食消費券活動に参加し、家電・家具消費補助金企業リストに入る。2024年、長寧の日用家電小売は162%、自動車新車小売は123.1%増加した。

また、長寧のサービス供給はより良質でバランスのとれたものとなっている。長寧は上海を代表して商務部が発表した第1陣の都市15分便利生活圏優秀実践事例となった。新華商圏は「上海市デジタル商圏優秀事例」と評価された。新たに追加された「長寧民心朝食店舗」は55店舗で、いずれも「ネットで注文して棚（店）で受け取る」機能を実現しており、3店舗が上海市朝食プロジェクトモデルポイントとして評価され、人々により新鮮で健康的でおいしい朝食体験を提供している。

住民の「米袋」を豊富にするため、長寧は食糧安全保障能力を全面的に向上させ、街鎮に依拠して長寧区食糧安全ボランティアチーム10つを設立し、光明農発集団、アシカ油脂などの「上海好食糧油」企業と美天、拼多多などの長寧企業との提携意向契約を促進した。世界食糧デー、食糧安全宣伝週間の活動に合わせて、長寧は食糧を愛し、食糧を節約する宣伝を絶えず強化し、多様な形の民生改善市、テーマイベントを各大商圏、コミュニティ、学校に展開した。

「専門評価が体験の最適化を支援し、公衆評議がサービスの高度化を促進する」の方針と結び付け、長寧は美天程橋、美天虹順、美天三角場、我が家野菜場の4社が標準化野菜市場の高度化・改造を完了するよう積極的に誘導し、住民の「野菜かご」をより安定にしている。また、長寧は市全体で率先して区の主要食品市場運営コントロールプラットフォームの建設を完了し、データ総覧、野菜価格監督管理、市場監督管理、食安全トレーサビリティ、食安全検査の5大機能プレートの建設を通じて、主要食品の量が十分で価格が安定し、良質で安全をよりよく実現した。

長寧では、企業が根付いて発展し、住民は品質のある生活を楽しんでいる。新たな出発点に立って、区商務委員会は着実な努力を以て答え、実績で回答を提出し、世界的影響力を持つ国際プレミアム都市区の建設を加速するために積極的に行動している。