春の申城、牡丹が咲き誇る。4月12日午前、牡丹の季節を祝う「盛世芳華・牡丹雅集」園遊会が中山公園で華やかに幕を開けた。百年公園内には6つの古風なスポットが精巧に配置されており、市民や観光客が蹴鞠や投壺、謎解きなどに没頭……古風なゲームと絢爛に咲く牡丹の花の中で、春の宴を存分に楽しんでいる。

中山公園の牡丹園は1956年に開設され、現在法華牡丹の唯一の栽培地であり、1916年に建てられた牡丹亭が佇んでいる。牡丹亭は伝統的な歇山建築の造型で、亭の前に一対の石獅子があり、中国の古典的な庭園建築の特色に富んでいる。牡丹園の現在の植栽面積は4000平方メートルで、30以上の品種、1600株以上の牡丹がある。今は牡丹が満開のベストシーズンで、牡丹園では多くの写真愛好家がシャッターを切り、市民たちは花を楽しみながら園内を散策し、のんびりと過ごしている。

園内を散策すると、国風のインタラクティブシーンが市民たちの参加意欲が最も高いエリアとなっている。精巧に配置されたゲームエリアは、見た目の美しさだけでなく、遊びの楽しさも追求した。「壷に咲く百花」の投壷ゲームエリアは、多くの市民にドラマ《知否》の投壷の名場面を思い出させた。市民の王さんは投げ入れた後に嬉しそうに言った。「投壺は簡単そうに見えるが、実際にやってみると結構難しくて、本当に面白い。」「投芳百中」のゲーム会場には、やる気満々の市民が囲んでいる。投げ入れた子供たちは興奮して飛び跳ねた：「入った！楽しい！」

天候要因の影響により、4月12日中山公園はゲームエリアを市民園芸センター内に移転した。公園の管理者は特にスタッフを配置し、重要なポイントで誘導を行い、イベントに参加するために訪れた市民全員が楽しめるようにした。

市民や観光客はこの6つのゲームポイントで5つのスタンプを集めると、抽選に参加し、対応する賞品を獲得できると伝えられている。毎日500個限定の牡丹テーマの文化創意グッズは、市民の参加意欲をさらにかき立てた。イベントには特にバリアフリールートが設置され、すべての市民が障害なく参加し、園内を楽しむことができる。

中山公園牡丹園の隣にある兆豊印記展示ホールも注目されている。長寧特殊職業学校の教師と生徒が創作した40点の牡丹をテーマにした絵画と手作りの文化創意作品がここに展示されており、どの作品も創作者の心血が込められており、独特の魅力を発揮している。市民たちはこれらの作品を鑑賞しながら、たびたび感嘆の声を上げた。長寧特殊職業学校の教師は記者に、「今回中山公園の活動に参加できて、私たちも学生もとても嬉しいです。これらの作品は私たちの教師と学生が今回のイベントのために特別に創作したもので、皆多くの時間と労力を費やしました。「市民の皆さんがこんなに好きでくれて、学生たちにとってはこの上ない励みです。これらの作品が、特殊なグループの人々の生活への愛と美への追求を見てもらえることを願っています。」

一方、展示場外のグルメコーナーにも行列を作る市民でいっぱいだった。豆乳を原材料としたデコレーション手作りアイスクリームと1900年に創業した三和徳林亭の方餅など、市民たちに記憶の中の味を味わわせ、遊園体験をさらに豊かにした。

上海長寧公園緑化建設発展有限公司の王晶副総経理は、「これは中山公園で3年目となる牡丹園遊会で、過去と比べて、今年は内容がより豊富で、インタラクティブ性も高く、現在若者に人気の古代風のシーンと伝統的なゲームを組み合わせ、市民や観光客の園遊体験を豊かにしている」と語った。

さらに、「私たちの毎年のテーマは異なり、中山公園の歴史文化の深みと牡丹文化の内包を十分に掘り下げ、革新的な形式を通じて、より多くの市民、特に若い世代が伝統文化を理解し、好きになることを望んでいます。今後、中山公園も公園の特色を活かして、より多彩な文化イベントを展開し、市民により高品質な文化体験を提供し、長寧の公園都市建設に貢献していく予定です。」と、王晶は付け加えた。

今回の「盛世芳華・牡丹雅集」テーマ園遊会は、長寧区緑化と市容管理局、長寧区緑化管理事務センター、上海長寧都市発展（グループ）有限公司の指導のもと、上海長寧公園緑化建設発展有限公司と上海市長寧区特殊職業技術学校が共催した。