優雅な歌声と力強い太鼓の音が百年の歴史を持つ古い街に突然響き渡ると、武夷路で驚きと温かみに満ちた文化の饗宴が華々しく繰り広げられた！5月14日、「こんにちは・武夷」文化小広場（武夷路305号）は楽しい舞台となり、上海百格室内合唱団がユニークな音楽フラッシュモブで市民に忘れられない視聴体験を提供し、チーム結成20周年記念イベントに華やかな一ページを加えた。

その日の午後、武夷路はまだ静かな雰囲気に包まれていたが、突然陽気なアフリカンドラムの前奏が響き渡り、上海百格室内合唱団のメンバーがアフリカのクラシックな合唱曲で鮮やかに登場し、フラッシュモブの幕を開けた。感染力あふれるメロディーはたちまち通行人の足を止め、曲がクライマックスに近づくにつれ、ますます多くの住民や観光客が集まり、次々とスマートフォンを手に素晴らしい瞬間を記録した。おなじみの「ジャスミン」が歌われると、会場の雰囲気はひとつの盛り上がりを見せ、懐かしいメロディーが多くの人の共感を呼び、多くの人が小声で口ずさんだ。

今回のフラッシュモブの最大の見どころは、中外の芸術要素が深く融合した点にある。チームの外国人メンバーがアフリカンドラムを手に熱烈に登場し、リズム感あふれるドラムビートと曲のメロディが見事に融合し、会場の雰囲気を一気に盛り上げた。激しいリズムとエキゾチックなメロディーが、会場の観客を情熱的なアフリカの草原へと誘い、多くの人々が思わずリズムに乗って体を揺らし、楽しげな笑みを浮かべながら、この音楽の饗宴を存分に堪能していた。

「驚きました!！買い物中にこんな素晴らしいパフォーマンスに出会えるなんて思ってもみなかった！音楽に国境はないって本当に嬉しい！」通りかかった市民は嬉しそうに語った。今回の音楽フラッシュモブは、住民や観光客に芸術の楽しみを提供しただけでなく、武夷路エリアの独特な文化的活力を披露し、華陽コミュニティの多様で包容力のある文化的雰囲気を際立たせた。

華陽路街道はイベント会場で「静雅武夷1平方メートル光と影の展覧会」も開催した。展示会は1平方メートルの「軽量化展示ボックス」内に設けられ、ボックスの外観はレトロなカメラレンズのデザインを再現している。入口の「フィルム回廊」ではライトボックスを通じて「武夷の記憶」映像を展示し、古き町の活気から現代の街並みまで、視覚的なストーリー軸を形成している。展示ボックス内部には合唱団の20年間にわたる貴重な映像アーカイブが展示され、笑顔と歓声の瞬間が切り取られているだけでなく、20年の歳月の中でチームと華陽コミュニティが紡いできた輝かしい歴史の章がつながれている。紹介によると、展示が行われている展示ボックス自体もアートインスタレーションで、夜間にライトが灯ると、ここは武夷路の夜景の新たなランドマークとなる。

上海百格室内合唱団は2005年に設立され、合唱を愛する国内外の若者で構成されている。合唱団はクラシックからポップスまで、様々な時代とスタイルの国内外の作品を演奏するのが得意で、多彩なスタイルと洗練された表現で知られている。2023年、合唱団は上海市民文化節市民合唱大会で「優秀市民合唱団」と「夢合唱団」の2つの栄誉を同時に獲得した。長年にわたり、コミュニティの多大な支援に感謝を込めて、合唱団は地域の芸術祭やコンサートに数多く参加し、住民の文化的な生活を豊かにしてきた。

華陽路街道事務所の関係者は次のように述べている――「今年は武夷路の開通100周年という重要な節目であると同時に、上海百格室内合唱団の創立20周年でもあります。私たちは音楽のフラッシュモブと光と影の展示を組み合わせた、動と静の文化イベントを入念に計画しました。新しい形式を通じて、地域の住民や観光客に斬新なアート体験を提供したいと考えています。未来、街道は武夷路の百年にわたる歴史を軸に、一連のテーマ文化イベントを継続的に展開し、街区の文化的な深みを掘り下げ、市民と観光客がこの百年の歴史を持つ古い街の独特な魅力を没入型で感じられるようにします。」