第二回上海国際光影祭長寧分会場は、9月26日から10月2日まで開催される。記者が9月16日に行われたメディア懇談会で得た情報によると、今回の光影祭は「光りで長寧を輝かせ——薈聚の輝く光で、美しき長寧を灯す」をテーマに、上海薈聚センターに8か所の光のインスタレーションを設置し、複数部門と連携して観光、ナイトサイクリング、消費特典などのイベントを展開し、市民や観光客に新たな文化的体験を提供する。具体的にどんな見どころや楽しみがありますか？さあ、「寧寧」と一緒に詳しく見ていこう～

 都市のランドマークを繋ぐ 

 「散策できる光と影の絵巻」を創り出す 

商業複合施設から水辺空間まで、歴史的景観地区から交通幹線まで、今回の光影祭は光と影を都市の構造に溶け込ませ、長寧の品質を映し出す生きた窓となることを目指している。長寧区緑化市容局の党組書記・局長である沙志斌氏によると、分会場は「一核両軸三圏」という展示演出モデルを採用し、全域連動型の光と影の景観システムを構築している。

中心となる上海薈聚主展示エリアは、建物の外壁にある既存の照明施設を活用し、微風テラスや北欧風タウンなどの特色ある空間と組み合わせて、立体プロジェクションショー、インタラクティブ光体験、光のマーケットなどのイベントを展開し、没入型の光と影の消費空間を創出する。延安高架沿いと蘇州河沿いの「2つの軸」、衡復歴史風貌保護区、中山公園商業エリア、虹橋-古北商業エリアの「3つの圏域」は、公共空間とランドマーク建築に焦点を当て、静かで優雅かつ活気に満ちたナイトビューを演出する。全区の主要な景観道路の装飾や屋外電子ディスプレイも同期連動させ、「至る所が景色、一歩一歩が絵画」のような祝祭気分を創り出す。

光影祭の効果をさらに拡大するため、長寧区は「文化・観光・商業・スポーツ・展示・緑化」を跨ぐクロスオーバーイベントを企画した。区緑化市容局は区観光局と連携し、「最虹橋カーニバル」公益マイクロトラベルルートを発表し、上海薈聚や中山公園などをナイトツアーのスポットに組み入れた。区スポーツ局と共に光と影のナイトサイクリングやスポーツナイトマーケットを開催し、一部スポーツ施設では連名割引を実施する。区商務委と協力し、中山公園商業エリア、虹橋-古北商業エリア、臨空商業エリアなどでゴールデンウィークの消費促進イベントを展開し、光と影を媒介として多様な業態の活性化を図っている。

 8つの光と影の作品 

 都市の精神と生態理念の伝達 

「私たちは光を言葉とし、影を媒体として、文化・商業・観光の産業チェーンを深く再構築し、都市の公共空間の価値再生を実現したいと考えています。」座談会で、上海市政工程設計研究総院の景観専門主任技師である鍾律氏が展覧会デザインについて詳細に紹介した。上海薈聚メイン展示エリアは「星が薈聚で輝き、無界共生」をコンセプトに、芸術性と思想性を兼ね備えた8組の光と影の作品を創り出し、国際的視野と地域の温かみを有機的に融合させている。

『オーロラへの招待』は、宇宙を背景に、天幕、環状スクリーン、建築プロジェクションを通じて没入型の展示鑑賞ルートを構築し、オーロラと星軌の要素で「宇宙-人類-都市」の共生関係を表現し、訪れる人々に地域を超えた文化的共鳴を感じさせる。『双生花・麗しき幻境』は上海市の花・白玉蘭とストックホルムのチューリップを象徴に、4幕からなる光と影のショーと実物オブジェで、二つの都市が並んで発展する物語を紡ぎ、「開放と共有」という都市理念を伝える。『光に触れる』はノーベル文学賞詩人トーマス・トランストローマーの『上海の街』の詩句を点字光影の「都市詩歌」に革新的に変換した。湖青色の光効果と水紋プロジェクションが織り成す空間で、多様な人々が光影の温もりを共有できる。

さらに、『ネイチャーコード』はジェスチャーインタラクションを通じて生態映像を活性化し、観客が動物の形や国際的な手話をすることで孔雀やトナカイなどの映像をトリガーし、生態系のダイナミクスを直感的に表現している。『星明かりを跳ねる魚』は、長寧の炭素吸収量データシンボルがプリントされたカラフルなアクリルの鱗を要素として、抽象的な生態指標を触れて感知できる公共芸術に変換し、緑色発展の理念を人々の心に深く刻み込んでいる。

 周年祭と光影祭が重なる 

 「全民が共有する歓喜の宴」を創り出す 

「今回の光影祭は、上海薈聚の開業1周年と重なり、『光影＋周年祭』のダブル特典を通じて、市民や観光客の方々に芸術の美を楽しんでいただくと同時に、消費における実利も得ていただきたいと考えています。」上海薈聚公共事務部の責任者である許一超氏は、ショッピングモールが既に会場の準備とサービス保証を整え、一連の市民向け優遇措置を導入したと説明した。

9月19日から10月末まで、上海薈聚は商業施設内の300以上のテナントと連携し、一連の周年記念割引や購入金額に応じた値引きなど、消費を促進するキャンペーンを実施している。さらに、国慶節ゴールデンウィーク期間中、上海薈聚では華東地区初上演となる『龍吟遊』や北欧夢幻児童劇、ファンミーティングなどのイベントを開催し、最大6時間の無料駐車サービスも提供し、市民の体験価値を全方位的に高める。

調べによると、第一回上海国際光影祭長寧分会場では、295万人が参加し、関連区域の消費額は前年同期比86.2%増加した。今回の光影祭は「信頼回復、消費促進、人民サービス」という主旨を引き続き堅持し、文化と商業、生態と都市の深い融合をさらに推進し、長寧区の「国際的な高級都市」建設に新たな活力を注入する。

9月26日、第二回上海国際光影祭長寧分会場の開幕式が上海薈聚センターで開催される。この光と影が都市と共生する素敵な祭典に、多くの市民のご来場を心よりお待ちしております。