先日、上海の工業・テクノロジー企業である黒湖科技が企業代表として、国家経済情勢に関する専門家と企業家の座談会に参加し発言しました。この企業が深く関わる産業分野の拠点は、つい最近、国家級中小企業特色産業クラスターの一つとして認定された「長寧区工業インターネットプラットフォーム産業クラスター」です。科学技術イノベーション企業の成功とクラスター育成にはどのような関係があるのでしょうか。上海テレビのニュース総合チャンネル『ニュース報道』では、この産業クラスターを特集して報道しました。

黒湖科技は武夷路にある「上海シリコンアレー」に位置し、2016年の設立以来、これまでに3つの工業用ソフトウェアを次々とリリースしてきました：黒湖智造、黒湖小型作業指示システム、黒湖サプライチェーンです。それぞれ、大型工場、中小・微工場、サプライチェーンの生産プロセスと協働効率の課題を解決することを目的としています。現在、同社のソフトウェア製品は全国で約3.5万の工場に導入されています。

ほど近くにある西井科技も同じ場所で創立、発展し、すでに10年を迎えました。先月、同社は入札に成功し、浦東空港で世界初の「AI＋自動運転＋FOD（異物検知）探知」応用モデルを構築する予定です。展示ホールの中央（C位置）に置かれたQ-truckモデルは、同社の自動運転技術の「看板製品」であり、搭載レーザーレーダーには禾赛科技の製品が使用されています。産業クラスターが両社をつなげたことで実現したものです。

「上海シリコンアレー」科創街区を拠点とする長寧区の工業インターネットプラットフォーム産業クラスターには、現在214社の企業が集積しており、そのうち優良中小企業は107社、「チェーンリーダー」企業は50社以上です。2024年の総売上高は194.47億元に達しました。

今後、長寧区は更に細分化された分野に注力し、工業クラウドプラットフォーム、工業ソフトウェア、高度装備、工業用エンベデッドインテリジェンスなどの領域で長寧ブランドを構築し、上流・下流を強化し、産学研連携を特化させることで、産業クラスター内の企業の高速成長を支援していきます。