上海国際体操センター改修プロジェクトに新たな進展 发布时间:2025-11-21 信息来源:上海长宁

11月11日午前8時18分、上海国際体操センター改修プロジェクトは重要な節目を迎えました。重さ3600トン、スパン84メートルに及ぶ超大スパン鋼構造トラス層の一体的なジャッキアップが正式に始動し、トラスは時速約3メートルの速度で上昇しており、明日には所定位置に到達する予定です。

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上海国際体操センターの全面改修工事における主体トラス層は、地上30.55メートルの高所に設置され、スパン84メートルという技術難度の極めて高い超大スパン鋼構造です。高所作業のリスク、精度への要求、そして高度な協調性が求められる課題を前に、プロジェクトチームは度重なる検討を経て、「地上での原位置組立+油圧による一体的ジャッキアップ」工法を採用することを最終的に決定しました。

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記者が現場で確認したところ、数十名の作業員が施工プロセスのアニメーションシミュレーションやデータ監視を綿密に確認しており、さらに数百名が工事現場の各所に配置され、各工程の建設作業を全力で推進していました。今回の一体的なジャッキアップは挑戦であると同時に大きな成果でもあります。一方では、吊装作業は主体体操館の地上鉄骨構造内部で行われており、ここは全長約100メートルにも及ぶ半球体で、半球形のメッシュシェル構造と主体鉄骨構造という二つの独立した体系で構成されています。そのため、施工過程における構造体系の安定性や仮設支保工の構築、さらに合掌部の精度管理に対して、極めて厳しい要件が課されています。また他方で、地上で組み立て、さらに同期しながらジャッキアップを行う手法により、高所作業のリスクを大幅に低減するとともに、工期を大幅に短縮することが可能となっています。

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これに先立ち、プロジェクトはわずか2か月間で、大型タワークレーンの設置、鋼トラスの地上原位置組立、防火塗料の吹付け、ダンパーの取り付け、トラス層の電気・機械配管などの施工を完了しました。さらに厳格な品質検査およびジャッキアップ前の条件検査を経て、11月9日にはすべての試験的ジャッキアップ調整作業が完了しました。

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長寧区体育施設管理センターの姚遠は、ジャッキアップ作業の完了後、約1日間の構造安定性モニタリングを実施し、その後約2週間にわたる高所溶接作業に入る予定であるとし、主体鋼構造全体の施工は2026年1月に完了する見通しであると記者に述べました。